今季欧州CL総括。次のサイクルに入って覇権を握るクラブはどこか?

当然、今季はCLを制したので、来季からは念願のプレミアリーグのタイトルを目指すことになると思いますが、そのためには現状維持ではなく、チームに何らかの変化を加えながら進化させてく必要があるのではないでしょうか。
 たとえば、現有戦力を単純に比較した場合、今季のプレミア王者のマンチェスター・シティには質の部分も量の部分も及ばないという印象を受けてしまいます。フロントがどのように考えているのかわかりませんが、本当にリーグ戦のタイトルをほしいと考えるなら、夏の移籍マーケットでそれなりの補強をしないと難しいと思います。かつてサー・アレックス・ファーガソンが率いた時代のマンチェスター・ユナイテッドは、そこが上手でした。勝っているときも常にチームに変化を加えて刺激を与えることで、サイクルを終わらせないような工夫がなされていました。
 そういう意味では、とくに鉄板の3トップに代わる新しい組み合わせの発掘が、来季に向けた課題と言っていいかもしれません。もちろん、クロップをバイエルンに引き抜かれないという前提の話になりますが。
倉敷 リバプールのフロントもファンもリーグ制覇を強く望んでいますが、国内リーグの王者シティとの力の差はどの程度か、お二人はどう見ていますか?
中山 長いリーグ戦を戦うチームとして比較した場合、現時点ではシティのほうが少し上にいる。たしかに成熟度ではリバプールに軍配は上がりますが、選手の組み合わせ、欠場者が出た場合のやり繰り、停滞したときの変化のつけ方などはシティが上回っている印象があります。

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