1億6500万円の高値がついたサトノフラッグは2歳世代のエース候補

彼女が2017年に生んだのがサトノフラッグである。リーディング種牡馬のディープインパクトが父となれば、1億6500万円という高値をつけたのも頷ける。

 そのサトノフラッグについて、これまで同馬に関ってきた人たちはどう見ているのか。育成を行なったノーザンファーム早来の木村浩崇氏は、春の取材でこう評していた。

「サトノフラッグは、もっとも早いペースで育成を進められた馬の1頭。うちの厩舎のエース格ですね。ディープインパクト産駒らしい柔らかさがあり、重心の低い走りには好感が持てます。いい動きをしていますし、(同馬への)期待は大きいです」
 動きのよさは、牧場でもピカイチだったというサトノフラッグ。だが、この馬の”売り”はそれだけではないようだ。馬体や性格についても、高い評価を得ている。木村氏が続ける。

「走っていても、かかることがなく、優等生ですね。頭がよく、オン・オフもはっきりしていて、手がかかりません。本当に賢くて、ここまでいい成長をしてくれました。馬体重や(馬体の)サイズも理想的。距離適性も、クラシックの舞台が合いそうです」

 デビューのときを見据えて、じっくりと調整を重ねるサトノフラッグ。初陣を前にして、すでに「来春の主役候補」という声まで上がっている逸材の、今後の動向から目が離せない。

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