ブルガリアから来日→角界入り即断。琴欧洲は運命の出会いを果たした

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向正面から世界が見える〜
大相撲・外国人力士物語
第1回:鳴戸親方(1)

 ブルガリア出身の初めての大相撲力士として、大関まで昇りつめた琴欧洲。202cmの長身、握力120kgのイケメンは、「角界のベッカム」と呼ばれて、絶大な人気を得た。

 2014年春場所(3月場所)で引退後、年寄・琴欧洲を襲名。その後、鳴戸親方となり、2017年4月、鳴戸部屋を創設。2019年6月には、東京スカイツリーの近くに4階建ての部屋を新設し、現在13名の力士たちの指導をしている。

 そんな彼の”相撲人生”を振り返る――。

       ◆       ◆       ◆

「タイムカプセルに入ったみたい!」

 故郷のブルガリアから佐渡ヶ嶽部屋に体験入門に来た時の、私の第一印象です。

 1983年、ブルガリア・ヴェリコ・タルノヴォ市で生まれた私は、レスリングの指導者だった父の影響で、12歳からレスリングを始めました。

 2000年にはジュニア欧州大会で優勝(100kg級)して、18歳でブルガリア国立スポーツ大学に入学。

「将来は、レスリングでオリンピックに行きたい」

 という夢のために、真剣にレスリングの練習に取り組んでいました。

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