「稽古が足りないのに小結」錣山親方が新三役の愛弟子・阿炎を評す




新三役となった阿炎

 高校を卒業して、錣山部屋に入門した阿炎(前名:堀切)。2013年夏場所(5月場所)に初土俵を踏みました。小学生の頃から相撲に取り組んできたこともあって、2年足らずで十両に昇進しました。ただ、その当時は慢心もあったのでしょう。4場所十両を務めたあと、1年半ほど幕下で低迷していました。

 しかし、2017年名古屋場所で十両に復帰してからは目が覚めたように、真摯に相撲に向き合うようにあって、2018年初場所(1月場所)で、ついに新入幕。その年の夏場所では、横綱・白鵬から金星を挙げるまでに成長しました。

 身長187cm、体重150kgの恵まれた体格で、長い手足も持ち合わせています。我が弟子ながら、抜群の才能と資質に恵まれた力士だと思っています。
 けれども、いかんせん稽古が足りない。彼にはいつも、「体の芯から汗をかけ!」と檄を飛ばしているのですが、なかなか通じないようで……(苦笑)。

 本当は、人に言われて汗をかいても意味がないんです。自分から汗をかかなければ、ダメなんですよね。

 技術的な面もまだまだです。阿炎は、私と同じ突っ張りが武器の力士ですが、右手しか使えていないので、逆転負けが多いのです。

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