「稽古が足りないのに小結」錣山親方が新三役の愛弟子・阿炎を評す

突っ張りというのは、左右交互に手が回っていかなければいけないのですが、それができていないんですよ。だから、今は左手の強化を意識してトレーニングをさせているところです。

 ともあれ、日頃の稽古が足りないのに小結に昇進できるのですから、ある意味で「すごい」とも言えます。私は左右両方をきちんと使えるようになって、やっと三役に上がることができたわけですから、阿炎が両方の手をしっかり使えるようになれば、大関に上がれると思っています。

 今場所の初日は横綱・白鵬に敗れ、2日目は大関・豪栄道に敗れてしまいました。本人は「優勝を狙う」と公言していますが、このあと全部負けても、お客様が喜んでくれるような元気な相撲を取ってほしいです。

 優勝争いに目を向けると、毎場所のことながら、やはり横綱・鶴竜と大関・豪栄道が気になります。ただ、ふたりにはずっと裏切られてばかりなので……(苦笑)。今場所は優勝候補として当初、関脇・玉鷲を挙げていました。

 ご存知のように、今年の初場所で、34歳にして初優勝を遂げた実力派力士です。先場所8日目にも、鶴竜に圧勝するなど、随所でその実力を見せつけています。

 場所前に行なわれた二所ノ関一門の連合稽古では、一門の稽古を「引っ張っていこう」とがんばっている姿が印象的でした。

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