遅れてきた東洋大3羽烏のひとり。中日・梅津晃大はスケールがちがう


 登板直後のインタビューで「真っすぐだけだでと危ないなと思ったバッターには、ちょっと変化球も混ぜながら……」と証言したように、したたかな一面をのぞかせた。これも大事なピッチングセンスである。
 元チームメイトの上茶谷は、ローテーション投手としてここまで(7月14日現在)14試合に登板し、5勝3敗、防御率3.46。甲斐野はリリーフとして36試合に登板し、1勝1敗7セーブ、防御率2.43。ともに一軍で確固たる実績を残している。
 そんな彼らに比べれば比較にならない1年目であろうが、梅津のプロ野球人生はまだ始まったばかり。
 昨年のドラフト前、あらゆるメディアで東洋大の3人についてこう言ってきた。
「今は梅津が3番目かもしれませんが、5年経ったら梅津が1番になっていても、なんの不思議もありません」
 調子の良し悪しに関わらず、試合をつくれる上茶谷。快速球とフォークでここぞという場面で三振を奪える甲斐野。彼らと比べると、今はまだ特長はないが、ボールの威力、質、なによりスケール感は、梅津が一番だと思っている。
 フレッシュオールスターでの梅津のピッチングを見て、本格化するまでそう時間はかからないと見た。胸のすくような痛快なピッチングをできる若武者が、またひとりプロ野球界に登場したのは間違いない。

前へ 1 2 3

関連記事(外部サイト)