久保建英に想定以上の好評価。現地記者が明かすレアルの内部事情

そのためにリーガ1部という、すぐにでも結果を求められる強烈なプレッシャーにさらされる場所ではなく、自クラブで責任を持って成長を促すことこそが最善と説いている。

 また、レアル・マドリードの生ける伝説であるラウールもこちらのグループの一人で、カスティージャを2部に昇格させるという目標を果たすためにも、久保を自チームのエースに据えることを希望している。

 久保が今季どこでプレーするかについて、結論が導き出されるのはこれからだ。もちろん、トップチームのジネディーヌ・ジダン監督が、バイエルン、アーセナル、アトレティコ・マドリードらとのプレシーズンマッチをこなしていきながら固めていく考えも、大きな重みを持つことになる。
 史上最高の選手の一人でもあるフランス人指揮官が久保の価値を認めて、昨季のヴィニシウスのようにトップチームに引き上げることを想定するとすれば、やはりカスティージャにとどめたほうが都合が良いということになる。

 いずれにしても、久保がレアル・マドリードの想定を大きく上回る形で、新たな日々を力強くスタートさせたことは間違いない。世界最高を自負するクラブは、誰もがこの日本人選手の未来に期待をかけており、それぞれが最良と思われる道を模索している。

 そして現在、トップチームとともに行動している久保本人は、クラブが練っているプランを獅子のごとく噛み砕いていく意思があるかのように、懸命に練習に打ち込み、その才能を煌めかせている。

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