松田丈志の目。瀬戸大也、松元克央のメダルに見る自己記録更新の大切さ

日本の自由形が今後どこまで強くなれるのか、非常に楽しみだ。
 4日目は、日本のキャプテン、瀬戸大也が連日のメダル獲得をもたらしてくれた。

 男子200mバタフライ決勝、瀬戸は自己記録を更新する1分53秒86で銀メダルを獲得した。

 なかなか1分54秒の壁を突破できなかった瀬戸だが、ついに1分53秒台に突入し、順位も前回大会よりひとつ上げた。

 レース展開はハンガリーのクリストフ・ミラークとロンドン五輪の金メダリスト、チャド・レクロスが前半を52秒台で入る高速レース。それに引っ張られる形で瀬戸も前半から速いラップを刻む。

 瀬戸は150mのターンをミラーク、チャド、イタリアのフェデリコ・ブルディッソに次いで4位の1分23秒44で回る。最後の50mは30秒42と流石に少しペースが落ちたが、もっとペースの落ちたチャド、ブルディッソを抜いて銀メダルとなった。

 瀬戸がこの異常に速いレース展開の中で粘り切れた理由は、約2年間、どんなレースでも常に前半から攻めるレースを、個人メドレーでもバタフライでも徹底して続けてきたことだろう。その度に「後半バテるかもしれない」という恐怖と戦うことになるし、実際に前半から攻めることによって、必然的に後半は体が苦しくなり追い込まれる。それに耐えることは何よりのトレーニングになっていたはずだ。

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