柴崎岳、岡崎慎司が戦うスペイン2部は、天国と地獄が隣り合わせ



 1部と2部では天地ほどの差があるのだ。

 それでも、各国の代表クラスの選手がスペイン2部に挑戦の場を求めるのはなぜか。それは、1部という天国がすぐ隣にあるからと言われる。「1年苦しんでも、チーム、もしくは個人で1部昇格を」という現実的な夢を見られる。たとえ1部に上がれなくても、欧州全体のマーケットで評価を得られる可能性も高い。ヘタフェのトーゴ代表DFジェネ・ダコナムは、20代前半にスペイン2部で2シーズンにわたってプレー。その後、ベルギー1部のシント・トロイデンで活躍し、1部ヘタフェで定位置を確保した。

 もちろん、競争は甘くはない。一攫千金を狙った実力者がそろう。当然、その戦いは修羅場となる。

 2部22チーム中、リーグ戦1、2位は自動昇格。3〜6位で昇格プレーオフを行ない、1チームが昇格を果たす。柴崎が入ったデポルは昨シーズン、6位でプレーオフに進出。決勝でリーグ戦5位だったマジョルカに逆転負けした。

 そこで今シーズンは、名将の誉れ高いフアン・アントニオ・アンケラ監督を招聘する。2009−10シーズン、アンケラは2部Bにいたアルコルコンを率い、スペイン国王杯でレアル・マドリードを撃破。その後は2部昇格も成し遂げ、1部昇格プレーオフも戦った。イタリアの名将カルロ・アンチェロッティをもじって”アンケロッティ”の異名をとる。

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