佐々木朗希だけじゃない。甲子園に出られなかった多士済々の精鋭たち

ボールのキレはもちろんだが、茶谷という投手はただ捕手に向かって思い切り投げるのではなく、しっかり相手を見ながら投球できるという技を持っている。これは教え込んでもできるものではない。

 茶谷の卒業後の進路だが、志望は「国公立の工学部」と聞いている。4年後、再びプロ注目の投手として注目されているのか。これからの成長が楽しみだ。

 九州国際大付の下村海翔(かいと/3年/右投右打)は、福岡大会準決勝でセンバツベスト8の筑陽学園に0対3で敗れた。下村は2点リードされた5回からリリーフとして登板。それまでイニング数を上回る三振数を記録しており、常時145キロのストレートとタテ・ヨコ2種類のスライダーは、わかっていても攻略困難なボールだ。

 下村はストレートのリリースの瞬間、ボールを人差し指と中指の2本で押し込んでいるのだが、この技術は昨年夏の甲子園でフィーバーを巻き起こした金足農の吉田輝星(現・日本ハム)を彷彿とさせる。
 兵庫大会決勝で明石商に敗れた神戸国際大付の松本凌人(3年/右投右打)は、8回まで完璧に抑えながら、9回に乱れ、変わった投手が逆転を許し甲子園を逃した。

 前日の準決勝で7回コールドながら育英を完封しての決勝のマウンドだったが、疲れをまったく感じさせない躍動感あるピッチングを披露。

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