5季連続甲子園出場の3人が中心。 智弁和歌山が挑む「負けられない夏」

現役時代に捕手だった中谷監督から「もう一段上まで上がってこい」と厳しい指導を受けるがそれに耐え、和歌山大会では見事なリードで投手陣を引っ張り、5試合でわずか1失点と成長の跡を見せた。

「夏の直前までずっとつらかったです。中谷監督からリードの中身についてアドバイスをもらって、自分なりに考えてやるんですけど、うまくいかないことの繰り返しで……。でも最後は『やるしかない』と開き直って、やってきたことをすべて出すしかないとシンプルにいったのがよかったと思います」

 三者三様、求められることに対応し、チームを勝利に導いた姿を見ると、やはり経験を積んできた彼らの強さを感じずにはいられなかった。

 当然だが、経験を積んできたのは5季連続甲子園出場を果たした3人だけではない。今回ひと桁の背番号を背負う9人はいずれも甲子園は2回以上経験しており、エースの池田陽佑、外野手の根来塁、2ケタ背番号ながらスタメン出場もある野手の久保亮弥は4度目の甲子園である。ちなみにベンチ入りの18人中、初めての甲子園となるのは、1年生の徳丸天晴、中西聖輝と、2年生左腕の矢田真那斗だけ。

 智弁和歌山の3度の日本一を振り返ると、1994年のセンバツ日本一の時は、前年夏の甲子園で2勝を挙げたメンバーが7人残っていた。

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