「甲子園トリビア」球場名の由来は干支。古くからのゲン担ぎで決定

「甲子園トリビア」球場名の由来は干支。古くからのゲン担ぎで決定

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スポルティーバ・トリビア vol.3【甲子園編】
 阪神甲子園球場の「甲子」とは「干支(えと)」のひとつである。よく干支を聞かれて、ねずみ年とか辰年と答えるが、じつはそれらは「十二支」である。はじめに干支について少し説明が必要だ。

「甲子の年」に完成した甲子園球場

 古来中国には「十干(じっかん)」という10進法と、「十二支(じゅうにし)」という12進法の概念があった。西洋数字がない時代で、数に該当する部分に漢字があてられている。「甲・乙・丙〜」というのが十干で、1から10のこと。植物の成長状態を漢字で表わしている。十二支は年賀状でお馴染みの「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)〜」。天文学から考え出されたもので、1から12を意味する。
 この十干と十二支の漢字を組み合わせると60通りになる。要は10と12の最小公倍数で、60年をワンサイクルにする概念が生まれたのだ。還暦が60年というのもここから来ている。この方法で年号を表すと「戊辰」「壬申」「丙午」と言った具合になる。
 ここでやっと「甲子」の登場。甲子園球場が完成した1924年は、「甲子の年」に当たる。甲と子は10進法でも12進法でもはじめの数字(文字)で、昔からたいへん良い年と信じられている。このあたりは陰陽五行説なども影響していて、何はともあれ縁起がいいということで「甲子園」と命名されたのだ。

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