井端弘和から見た「勝負の鬼」の原采配。「早めに手を打っている」

目の前の場面だけでなく、すごく先のことまで考えているように感じました。試合前のミーティングでは、細かい戦術よりも、心の持ちようなどを簡潔に話していたと記憶しています」

──今シーズンの采配についてはいかがですか? 

「『この時期までは、こうする』という意図が明確で、メリハリのある采配をしている印象がありますね。たとえばオールスター前までは、打たせていい場面でもバントをさせてみたり、一方で負けている試合では送りバントをしなかったり。オールスター後は厳しい戦いが続いていますが、より”勝負へのこだわり”が強くなっていると思います。シーズン後半は個人の成績があまり上下しないので、チームの勝ちを優先する姿勢が見えますし、選手たちもそれを理解してプレーしているはずです」

──7月には、主砲の岡本和真選手にバントをさせる場面もありましたね。

「そうですね。かといって、『後半戦は、チャンスの場面では絶対にバント』と決めているわけではありません。7月23日のヤクルト戦のサヨナラのチャンス(9回裏ノーアウト1、2塁)でもそうでした。代打で長打が少ない重信(慎之介)が出てきたので、バントで『犠牲フライでも1点』という場面を作るかと思いきや、強行させて重信がレフトオーバーのヒットを放ち、サヨナラ勝ちを収めましたよね。

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