鹿島戦の勝利に多大な影響。湘南の「左」杉岡大暉は代表定着となるか

元湘南ながら、いまや鹿島で1、2を争うキャプテンシーを備えた影の中心選手である。日本代表級の有力選手が次々とチームを離れていくなか、それでも鹿島が順位を落とさず上位にいるのも、本職の守備的MFのみならず、右SBをもこなす永木の多機能性に負うところが大きい。

 対面で構える杉岡の活躍は、その永木の影が薄くなることを意味していた。そういう意味で言えば、鹿島の敗因は、最も活躍されたくない相手に活躍されたことにある。

 身長182cmの左利き。杉岡は、筆者がこれまでに推奨してきた小川諒也(FC東京)、松原后(清水エスパルス)とほぼ同じサイズだ。いずれも長友佑都の後釜を語る時に登場する若手実力派だが、杉岡と小川、松原には、WBとSBという違いがある。湘南が3−4−2−1を採用するのに対し、FC東京、清水は4バック。FC東京は4−4−2で、清水はこのところ4−2−3−1で戦うことが多い。

 森保一監督はどっちなのか。日本代表監督に就任以来、サンフレッチェ広島時代に採用した3−4−2−1を封印し、4−2−3−1でほとんどの試合を戦ってきた。6月に行なわれた2試合(トリニダード・トバゴ戦、エルサルバドル戦)でようやく3−4−2−1を試したが、続くコパ・アメリカでは再び4−2−3−1で戦っている。

 杉岡はこのタイミングで代表メンバー入り。

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