世界中のファンが渋野日向子に熱視線。笑顔とプレーの速さにホレた

しかし、この勝利が世界のゴルフ界にもたらしたものは、それ以上に大きなものだった。

「スター誕生」「カリスマ、セベ・バレステロスの再来」「今、ゴルフ界が求めていたもの」……これらはすべて、世界のメディアが伝えた”渋野評”だ。

 アメリカ国内で今回の全英女子オープンを放映した三大ネットワークのひとつ、NBCテレビは2日後に同大会の視聴率を発表。その数字は、2014年にミッシェル・ウィー(アメリカ)が勝利した全米女子オープンに次ぐ高視聴率だった。

 世界のゴルフファンが魅了されたのは、渋野の笑顔とそのプレーの速さだった。それによって、「ゴルフはこんなにも楽しいものなんだ」と、あらためて多くのファンに知らしめた。その意味は、本当に大きいと思う。
 3日目、首位に立つプレーをした渋野は、すでに大会の”主役”だった。多くのギャラリーから行く先々で声援を送られ、ハイタッチの手を差し出されていた。そして、その一つひとつに手をかわしていた渋野が、18番ティーに向かう時だっただろうか。小さな子どもが、渋野にグローブをねだった。

 それに気づいた渋野は立ち止まり、しゃがみ込んで自らのグローブにサインをして、その子どもに手渡した。プレー中にはあまり見られない、珍しい光景だった。

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