首位堅持。いまのFC東京には 「運を引き寄せる」だけの実力がある

とにかくボールを失わない。2人に挟まれても、仕掛けてきた選手の勢いを利用し、入れ替わってプレーを動かす。そして終盤の疲労が濃くなる時間帯、攻めかかる相手のボールをゴリゴリと奪い返し、カウンターを発動している。
 運を引き寄せるだけの実力があったのだ。

 FC東京は、チーム戦術が徹底されたことで、選手レベルが向上し、それがチームの飛躍につながっている。チーム内の競争力が高まっているという点では、レアル・マドリードに移籍した久保建英という刺激も忘れてはならない。韓国代表のチャン・ヒョンスがアル・ヒラル(サウジアラビア)に移籍しても、センターバックでは22歳の渡辺剛が頭角を現している。好循環が続いているのだ。

「夏場の戦いで、ひとつの形を見つけた感じはありますね。優勝しか考えていないので、こうした試合を勝ち切れるのは大きいです。勢いに乗れそうですね」(FC東京・橋本)

 FC東京は仙台に1−0で勝利し、首位を堅持した。昨季王者・川崎フロンターレに代わって、2位に浮上した鹿島アントラーズとの勝ち点差は7。独走の気配も漂うが、悲願の優勝を遂げるには、まだ山場がある。それを乗り越えたところに、真の歓喜はあるはずだ。

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