本人が自負。「巨人V9を支えたのは柴田、高田、土井、黒江の好走塁」

1対3と巨人がリードされて迎えた9回裏、二岡智宏のタイムリー二塁打で1点差に詰め寄った場面についてだった。
「で、もし三塁まで行ってればの話よ。行ってれば、次の脇谷のヒットでホームに還ってこれて同点なわけよ。それがね、二塁で止まっちゃって還ってこれないってのは、1年間の戦いを通してみれば目立たないプレーなんだけど、実はものすごく大きいんだよ」
 最終的に巨人は同点に追いつけずに負けた。走る意欲のなさが負けにつながった試合だったと言えそうだ。
 柴田さんは視線を落として腕時計を見た。もう12時15分は過ぎていたので僕は焦ったが、「だいじょぶ、あと5分」と言ってコーヒーを飲み干した。
「だからね、チームに走る意欲のある選手が何人いるか、もしくは、相手をだませるような賢い走塁ができる選手が何人いるか、だと思う。そういう選手が多ければ多いほど、少ないヒットで点が取れる。ところが、そういう選手がいなければ、一昨日のジャイアンツみたいに、ホームランでガバーン、ガバーン、ガバーン、ガバーンでしか点が取れない。そうすると、競ったときに弱いんだよね」
 一昨日=6月9日の楽天戦における巨人は大量12点を取ったが、すべて本塁打による得点だった。まさに一昨日とは打って変わって、昨日=10日の日本ハム戦は1点が取れず接戦を落としたのだ。
「それでオレ、思い出すのはね、V9時代は確かに王(貞治)さん、長嶋(茂雄)さんがいた。

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