衝撃の日本記録。走り幅跳び・城山正太郎は五輪メダルの可能性十分だ

これは、トップ選手のなかでは遅いスタートだ。2016年には8m01を跳びながら、その後伸び悩んだが、今年は「パワーがついてきて大きな筋肉を使えるようになり、走る時の地面の捉え方もよくなってきた」と本人が話すように助走スピードがアップ。そして今回、自己記録更新を一気に39cmも更新する大ジャンプを成功させた。
「以前は8m0台に壁のようなものを感じていましたが、(今年)7月のヨーロッパ遠征のベルギーの大会で、追い風参考記録ながらも8m32を跳んだ時の感覚がすごくよくて。あの感覚で跳べれば、世界選手権の標準記録の8m17や、五輪の標準記録の8m22も跳べると思っていた。これまで追い風参考でいい記録を跳んだあと、それよりもいい記録を公認の風で跳べることがあったので、今日、もしかしたら……、というのが頭の片隅にはありました」(城山)
「まさか8m40まで行くとは思っていなかった」と城山は言うが、「3本目の助走はベルギーの時に似ている感覚で、空中もすごく浮いて着地もしっかりまとめられた」と冷静に振り返る。
「8m40を跳べたのは、条件がよかったからなので、気持ち的には8m20くらいの感覚として留めて置いた方がいいかなと思う。日本記録保持者にはなったけど、(今後)橋岡選手が記録を塗り替えるのは間違いないと思う」
 一方、橋岡は1回目の直後、自らの跳躍について首をひねっていた。

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