J復帰を望んでいたリージョ元神戸監督。好オファーが届かず中国へ



<バルサ化>

 そんな夢を追いかけるチームのひとつと言えるかもしれない。

 前任の指揮官ジョルディ・ビニャルスは、バルサの選手として下部組織で育ち、指導者としてもユースやバルサBの監督を務めている。キャプテンは36歳のジョアン・ベルドゥ。バルサのMFとして育ち、バルサBではアンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシのチームメイトとしてプレーした(現在は膝のけがで長期離脱中)。そして、ユニフォームもバルサと似た青とえんじの縞模様だ。

 もっとも、リージョは実務性を重んじる指導者だ。「バルサ化」の空虚な理想に囚われないはずだ。その点は神戸でも同じだった。そのサッカー観はもっと複雑であり、簡潔でもある。

 数十センチ立ち位置を変えるだけで解決できることがあり、ボールを数メートル持ち運ぶことで局面はがらりと変えられる。細部が大局を動かし、プレーのスペクタクルを生むのだ。
「トレーニングで、選手はガツガツできるようになってきた。練習から、怖さを与えられる選手でなければならない。ただ、動けばいいというものでもないだろう。たとえばナオ(藤田直之)は、日本人ボランチにありがちだが、いつもボールを獲ろうと、すべてに食いついていた。しかし、ポジションを守ることを覚え、落ち着いてプレーできるようになった。

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