「ホンダの総力の結集」をF1責任者が語る。前半戦2勝は予想以上


「シーズンがスタートして半分が過ぎた今、車体とパワーユニットの総合的なパッケージ性能としてそれ(メルセデスAMGとの差)が詰まっているとも思いませんし、そんなに簡単なことだとは思っていません。(暑さや雨という)いろんな条件のなかではありましたけど、2勝できたというのは予想していなかったことですし、予想よりもいい結果というのが私の気持ちです」
 第5戦・スペインGPと第8戦・フランスGPの大型アップグレードに加えて、第9戦・オーストリアGPに1台分だけ間に合わせた新型フロントウイングで、レッドブルはようやく車体性能の抜本的改善を果たすことができた。

 一方でホンダは、開幕仕様のスペック1にはICE(内燃機関エンジン)に信頼性懸念が見つかり、第3戦・中国GPでダニール・クビアト車にトラブルが発生したのを受けて、第4戦・アゼルバイジャンGPにすぐさまスペック2を投入。ただし、これはトラブル対策を施しただけで、性能は向上していなかった。それでも耐久性が向上したことで、決勝でよりパワフルなモードをより長く使用できるようになったことも確かだった。
 そして第8戦・フランスGPには、ホンダジェットの技術を投入したターボチャージャーを含むスペック3を投入。いよいよ性能向上を果たしてきた。
 ラージプロジェクトリーダーとしてパワーユニット開発を統括するHRD Sakuraの浅木泰昭執行役員は、スペック3についてこう説明する。

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