F1後半戦展望。スペック4投入でレッドブル・ホンダが主役に躍り出る

僕も全日本カートをやっていたからわかるんですけど、エンジンって壊れる直前が一番速いんです。でも、その速さを使いつつも壊さない乗り方があるんですけど、この一連のレースでその勘所をエンジニアたちが学んだんでしょうね」
 そして、シーズン後半戦の行方を握るのが、ホンダのスペック4パワーユニットであることは間違いない。
 もしホンダが、フェラーリとまではいかずとも、メルセデスAMGと同等レベルのパワーを出せるようになれば、レッドブルはもっと上位で戦えるようになる。つまり、常に優勝争いに絡んでいくことができるということだ。
 そのためにはICE(内燃機関エンジン)の基本出力の向上だけでなく、点火時期調整によるアグレッシブな予選スペシャルモードの使用が必要不可欠だ。その激しい負荷に耐えうるだけの耐久性をICEに持たせることと、予選アタック時の負荷によるICEへのダメージ量を正確に把握し、コントロールすることが求められる。
 フランスGP以降のスペック3で多くを学んだことで、それが実現できるかどうか。ホンダにとっては最後の1ステップを登り切るために、何よりも大切で大きなハードルになる。
 レッドブルは例年、オーバーテイクとポジション挽回の容易さを考慮して、グリッド降格ペナルティの消化を第14戦・イタリアGPと第16戦・ロシアGPに持ってくる傾向がある。

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