ダニ・アウベスの帰還にブラジル中が熱狂。主将として「W杯を目指す」

サポーターの心を鷲掴みにした。契約期間は2022年末までだ。

 ブラジルの有力選手は、20歳前後で欧州へ渡り、ビッグクラブで10年前後プレーして、欧州で居場所を見つけるのが困難になったキャリアの下り坂で母国へ戻るのが通例だ。しかし、ダニ・アウベスの場合は現役バリバリのブラジル代表で、主将として臨んだコパ・アメリカでは、攻守にすばらしいプレーを披露して優勝の立役者となり、大会MVPも獲得した。

 年齢的には大ベテランとなったが、まだ世界トップクラスの実力を維持している。しかも欧州のビッグクラブから好条件のオファーを受けたにもかかわらず、母国への帰還を選んだ。このような例はブラジルでも極めて珍しい。

 サンパウロは、ほぼ同時期に元スペイン代表の右SBフアンフラン(フアン・フランシスコ・トーレス)も獲得。このため当面、ダニ・アウベスは本来の右SBではなく中盤でプレーする。

 高度なテクニック、優れた状況判断、さらには高い得点能力を備えており、これまでもバルセロナなどで、右SBと右ウイングを掛け持ちする独特のプレースタイルを開拓してきた。サンパウロでは現在、4−3−3のトップ下の位置でプレーしている。

 今後、出身地バイアを含むブラジル北東部をはじめ、サンパウロが遠征する先々で、この男のプレー見たさに観衆が押し寄せるのは間違いない。

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