鳥栖監督は忖度ナシで信頼ゲット。「下がるな」の徹底で降格圏脱出へ

鳥栖監督は忖度ナシで信頼ゲット。「下がるな」の徹底で降格圏脱出へ

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J1リーグ第24節終了時点で、サガン鳥栖は16位と沈み、残留争いの真っ只中にある。

 何より、開幕からの低迷が重く響いている。ルイス・カレーラス前監督体制では、第10節まで1勝1分8敗。成績も酷いが、それ以上にプレー内容が惨憺たるものだった。

「FWは守備をしなくていい」

 それは、アトレティコ・マドリード時代の後輩であるフェルナンド・トーレスへの気遣いだったのか。その結果、相手に簡単にボールを持ち運ばれ、サンドバック状態になった。失点を重ね、攻撃も空転。ポゼッションを志向し、「ダイレクトでつなげ!」とバックラインに指示したが、相手を十分に引きつけていないために、易々とプレスをはめられて自滅した。

 だが、「今は選手のストロングを活かせるようになっている」と鳥栖の選手が洩らしているように、状況は一変した。

 金明輝監督が就任して以来、上位との対決が多かったにもかかわらず、リーグ戦では6勝2分6敗。着目すべきはプレーの明確化にある。ピッチの中でひとりひとりが何をすべきか、それが浸透しつつあるのだ。

 スペイン時代も失敗続きで、人望もなかったカレーラスが続投していたら……降格のカウントダウンが始まっていただろう。


選手たちから厚い信頼を寄せられている金明輝監督(サガン鳥栖)

「(金)明輝さんになって、クロスが入ってくるようになりましたね」

 金体制で再び脚光を浴びる鳥栖のエース、豊田陽平は説明している。

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