八村塁ら最強日本が挑むバスケW杯。強豪国にも「勝負」できる形はある

そんな中で日本は、競技力の成長もさることながら、バスケットボール界挙げての総力が実を結び、4連敗からの8連勝という奇跡を起こした。
 日本のバスケットボールは今、急激な成長期を迎えている。その要因は、NBAドラフト一巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名を受けた八村、メンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ渡邊、NBA経験を持つファジーカスら”Big3”の参戦により、今までにない高さと戦力が揃ったからだ。「過去最強」といえる日本代表は、W杯でどこまで戦えるのか。
 同グループのトルコ(FIBA世界ランキング17位)、チェコ(24位)、アメリカ(1位)は、いずれも日本より格上で、ヨーロッパのリーグやNBAで戦う選手を揃える強豪国ばかりだ。4チーム中、上位2チームに入ることで2次ラウンドに進出できるが(下位2チームは17〜32位決定戦に回る)、現実的な目標として選手たちは「グループ1次ラウンド突破」を掲げる。フリオ・ラマスヘッドコーチ(以下HC)は、さらに堅実な「まずヨーロッパ勢に1勝をあげること」だと言う。
 Big3が揃ったといっても世界は強い。これまでの日本は、W杯でグループラウンドを突破したこともなければ、ヨーロッパ勢に勝利したこともない。もっと言えば、世界大会そのものに出場した経験も極めて少ない。
 近年では、16年にオリンピック最終予選に出ただけで、それ以前のW杯では自国開催の2006年と、自力で出場権を得た大会となれば、98年まで遡らなければならない。

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