楽しさもつらさも知る臥牙丸が語った「お相撲さんでいるということ」



 そうだよな。何のためにがんばっているのかと言ったら、故郷のお父さん、お母さんのためにがんばっているんだ。辞めるのはいつでもできる。喜んでくれる人たちのためにがんばろう! そして、いつも励ましてくれる黒海関、栃ノ心のためにも……って思い直したんです。

 関取になって、雑用などがなくなり、付け人が付いたり、自由にゴハンが食べられるようになると、体重は200sを超えるようになりました。「相撲だけに集中できる」環境になって、心のゆとりもできたんだと思うんだけど、新十両の次の場所には、十両で優勝して、2010年の名古屋場所(7月場所)では憧れの新入幕を決めた。

 23歳。思えば、この頃は元気いっぱいだったなぁ。2011年の秋場所(9月場所)では、初日に安美錦関に負けたけど、その後は10連勝と絶好調。大関の豪栄道関や把瑠都関にも勝つことができて、敢闘賞をいただいて……。
 2012年初場所(1月場所)も体が動いていたね。後半戦、9日目から7連勝して12勝3敗。「同級生」の栃ノ心にも勝ったし、2度目の敢闘賞を取ることができた。大勝ちしたことで、翌春場所(3月場所)には新三役(小結)に昇進することもできた。

 この頃、僕はずっと体重199kgで通していた。

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