意図的ニヤリも究極の投球術。JR東日本・西田光汰は完成度で勝負する

意図的ニヤリも究極の投球術。JR東日本・西田光汰は完成度で勝負する

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その笑顔にはワケがある。
 JR東日本の西田光汰は、相手の目を見て不敵に笑う。その間、5秒……いや12秒。キャッチャーからボールを受け取り、テンポよくボールを投げたかと思えば、今度は投球間隔の制限時間を目一杯使って(※)、打者をどう料理してやろうかと考える。
※投手は、捕手またはその他の野手、審判員から返球を受けてから、走者がいない場合は12秒以内に、走者がいる場合は20秒以内に投球しなければならない
「僕が笑っているのを見て、『なんで笑ってんねん』とムカッとするバッターとか、たまにいるんですよ。そこで『力入ってんな』と思ったら、ストレートでもめちゃくちゃ遅い球を投げてみたり……いつもそういうことをしていますね」
 楽しいおもちゃでも与えられたかのように、西田は無邪気な表情でその意図について明かした。

7月に行なわれた都市対抗で活躍したJR東日本の西田光汰

 大体大浪商(大阪)からJR東日本に入社して今年で3年目。同期の太田龍、山口裕次郎らと並んで、今秋のドラフト候補と目される21歳の右腕は、まるで社会人10年目を迎えるベテラン投手のような風格を漂わせている。その姿は、高校の大先輩で、現役時代は中日、ロッテで名ストッパーとして活躍した牛島和彦氏を彷彿させる。

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