森保ジャパンはパラグアイ戦の前半と後半で「違う顔」を見せた


 いずれにしても、日本代表は、ミャンマー、モンゴル、タジキスタン、キルギスと同組という恵まれすぎたグループを、就任半年後に固まったベストメンバーを基本に来年6月まで続く2次予選を戦う可能性は高い。
 一方、今年2月に就任したばかりのエドゥアルド・ベリッソ監督率いるパラグアイは、チームの骨格づくりの真っ最中。来年3月から始まるW杯南米予選に向けた強化を進めている。6月のコパ・アメリカでは準々決勝のブラジル戦でPK戦の末に敗退したが、アルゼンチンと引き分けるなど、伝統の堅守は健在だ。
 ベリッソ監督といえば、マルセロ・ビエルサ監督の系譜を継ぐマンマーク・ディフェンスを基本とする緻密なサッカーがトレードマーク。セビージャを率いた時に前立腺がんの治療で現場を離れたこともあったが、復帰後もそのスタイルは変わらず、この試合でも立ち上がりから強度の高いディフェンスでペースを握った。
 しかしながら、それは長くは続かなかった。
「疲労が影響して高いリズムを維持できなかった。言い訳にはしたくないが、長距離移動が影響したと思う」
 ベリッソ監督は試合後の会見でそう振り返ったが、そこにフィジカルコンディションが肝となるマンマーク・ディフェンスの落とし穴があった。前半の日本がパラグアイを圧倒できた理由のひとつだ。
 果たして、日本の動きについていけなくなったパラグアイのマンマークが綻びを見せるようになると、「自陣ゴールに近いところでしかボールを奪えず、攻撃も相手ゴールの遠くでしかプレーできなかった」というベリッソ監督のコメントどおりの試合展開となった。

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