岡崎慎司は「さくらんぼ」。新天地ウエスカで攻撃的サッカーを追求

彼らはその歴史のほとんどを、4部、3部、2部で過ごしているのだ。

 そもそも、本拠とするウエスカ県は小さな町で、人口はわずか約5万人。カタルーニャ州とバスク州に挟まれ、ピレネー山脈がそびえるアラゴン州にある。ちなみに香川真司が所属するサラゴサも同じ州のサラゴサ県にあるが、こちらは大都市で人口は70万人近い。

 ウエスカのクラブ年間予算は、1000万ユーロ(約12億円)程度。降格後は、1部在籍時代の有力選手をほとんど売り払わざるを得なかった。アルゼンチン人FWでチーム得点王だったエセキエル・アビラは1部のオサスナへ。スペイン人FWエンリク・ガジェゴはヘタフェ、スペイン人MFゴンサロ・メレーロはレバンテ、コロンビア代表FWクチョ・エルナンデスはマジョルカと、それぞれ1部クラブへ移籍した。今シーズンは実に20人前後の選手が入れ替わっている状況だ。
 強化費に限りがあるなか、岡崎を戦力に加えられたことは”たなぼた”に近い僥倖と言える。

 新たにチームを率いるミチェル監督は、昨シーズンまで1部ラージョ・バジェカーノを率いていた。最下位で降格することになったが、2017−18シーズンに2部で優勝し、1部に昇格させた実績がある。43歳と若いが、ポゼッションを重視した戦術システムを使いこなし、監督としての定評を高めつつある。

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