ドリブラーから華麗に変身。38歳・松井大輔がボランチで新境地

今の僕には、頭を使うボランチのほうが合っている」
 そう語る松井は、磐田時代から毎年1月に三浦知良とともにグアムでの自主トレーニングを続けるだけあり、肉体は衰えていない。逆に、身体が動きすぎて自陣でファウルを犯し、それが失点につながることもある。そこはボランチとして大いに反省すべきだが、今はその身体を張ったディフェンスが周囲の士気を高める効果につながっていることに目を向けるべきかもしれない。

 38歳にして旬な選手――。試合を重ねるごとに目覚しい成長を見せるボランチ松井のプレーは、そういう意味でも必見だ。5試合連続スタメン出場のあと、大宮戦(第32節)では中村俊輔が同じく初のボランチ起用で期待に応えたことで、今後はベテラン同士がお互いを高め合う効果も期待できる。
 挫折を繰り返したからこそ、現在がある。京都やル・マンの時とポジションは違えども、松井大輔が横浜FCの昇格のカギを握っていることは間違いなさそうだ。

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