松島幸太朗は南アより桜ジャージーを選んだ。「日本への気持ちは大きい」

6月の宮崎合宿から松島は、WTBとしてプレーしている時間が多くなった。

 当初は「FBでの出場を強くアピールしたい」と、愛着のある15番へのこだわりを公言していた。だが、リーダーグループのひとりでもある松島は、試合でWTBとしての仕事を全うした。「WTBなので、トライを取り切るフィニッシュにこだわりたい。ボールをもったら、ラインブレイクを狙いにいく」。その言葉どおり、今夏はトライを量産することに成功した。

 相手SH(スクラムハーフ)のライン際のキックに対応すべく、長身FBのウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)や山中亮平(神戸製鋼)はサイドライン際に立つ。そのため、守備時の松島は背番号こそWTBだがFBの位置に入り、相手のキックを受けてからのカウンターに備える。
 一方、アタックはWTBとしてサイドに張ることが多い。だが、7月27日のフィジー代表戦ではステップとランの能力を生かし、中に切れ込むサインプレーでトライを奪取した。

 攻撃ではWTB、守備時はFB――。松島は与えられた役割を難なくこなしている。「(ジェイミー・ジャパンでの)WTBは、僕のポジションならけっこう自由が利く。FBだと固定される状況が多いので、今までよりやりやすい」。

 松島は桐蔭学園高時代、稀代のFBとして全国に名を轟かせた。

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