田村優が4年の成長で得たこと「試合の風景が遅く見えるようになった」

あれから4年、司令塔としてチームをリードしてきた。テストマッチ(国別対抗戦)のキャップ(出場)数は「58」となった。
「常に苦労ばかりでした、日本ラグビーは」と、30歳は本音を漏らしたことがある。日本代表の重み、いわば責任感がのぞく。
「ファーストキャップから今まで、毎試合、その試合が最後になってもいいように準備してやってきました。そこ(重み)はずっと変わらないですね」
 このワールドカップは、田村にとって、代表歴8年間の総決算のような大舞台となる。
「4年前、いろんな人にサポートしてもらいながら、いい結果を出させてもらいました。で、次やるかどうか悩んだ時、またジェイミー(ジョセフ・ヘッドコーチ=HC)に呼んでもらって、やると決めたんです。責任感というか、8年間、ハイパフォーマンスをしていくのが自分のターゲットだったんです」
 歳月と共に田村は変わった。どちらかといえば、束縛を嫌う”自由人”。シャイな印象を与えるが、ジョセフHC率いる代表ではリーダーグループの一人としてチームを引っ張ってきた。いまやリーチ マイケル主将の良き相棒である。試合では、大声でチームを叱咤激励する。
 選手としては、安定感が加わった。経験値と、パス、キックの精度が増したからだろう。動きが周りの選手と連動し、チームに好リズムを生むようになった。

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