菊谷崇が悔やむ日本代表の結末「勝っていたら次の4年が変わっていた」


「サラリーマンで仕事をしているよりは、コーチングしている方が好きです。喜びは、やっぱり、選手たちが成長してくれるところですね。とくに主体的に選手が活動してくれていると、一番うれしいです」
 指導のモットーが「FUN(楽しい)」である。コーチになってから、スポーツは楽しくなくちゃ、と考えるようになった。だから、選手の主体性を大事にする。思えば、日本代表の主将時代は、どちらかといえば、苦しみが多かったのかもしれない。
――さて、2011年のラグビーワールドカップのことです。真っ先に思い出すのは、どんなシーンでしょうか。
「最終戦ですね。カナダ戦、勝てなかったのが一番大きいですかね」
――会場が、ニュージーランドのネイピアですね。スコアが23−23。たしかラスト10分で10点差を追いつかれました。負けに等しい敗戦でした。私の記憶では、ノーサイドのあと、菊谷さんが大野均さんと肩を抱き合って泣いていましたよね。
「どうでしょうか。覚えてないですね。なんだか、メチャ、泣いていたと言わせたい感じですね。ははは。じゃ、泣いてないです」
――泣いたかどうかはともかく、キンちゃん(大野均さん)と一緒に悔しがっていましたよね。肩を抱いて。
「それは、間違いないです。やっぱり、結果を出せなかったので…」
――引き分けじゃダメですか。

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