F1上位2チームのドライバー比較。ハミルトンとベッテルの違いとは


 しかもF1参戦2年目の若いシャルル・ルクレールが急成長を遂げたことが、ベッテルのメンタル的に弱い部分を刺激してしまった。その結果、フェラーリの勢いを止めてしまっているように見えます。
 ベッテルのドライビングは一流ですし、うまさもあります。ロシアではスタート直後にルクレールが後ろから追いかけてきても、寄せつけませんでした。あれはベッテルの意地ですよね。でも年齢を重ねてくると、ロシアのレース序盤で見せたようなパフォーマンスをコンスタントに発揮できなくなってくるのです。
 キミ・ライコネン(39歳/アルファロメオ)を見ているとよくわかります。クルマの調子がいい時には100%の力を出してきますが、少し波がある。そういう中で何が必要かといえば、ハミルトンのようにメンタルで補っていくしかないんです。
 結局、トップクラスのスポーツで重要なのはメンタルです。F1に限りませんが、どんなスポーツでもトップレベルにいくと選手の能力に大きな差はありません。そうなると最終的にメンタルをしっかりとコントロールする能力が高い人が、コンスタントに強さを発揮することができるのです。
 そういう選手が一流から超一流になっていく。まさにハミルトンは一流から超一流にステージが上がったように感じます。一方のベッテルは数年前のハミルトンのように、いい時はいいけど、悪い時は悪いというレベルにとどまっているように見えます。

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