右サイドの伊東純也が森保ジャパンの攻撃のキーマンである理由

結果は6−0。それでもまだ物足りないスコアに見えるほどだ。試合としては完全なミスマッチ。「モンゴルに6発大勝!」と大喜びするのは、あまりにもおめでたい。

 しかし、おめでたいことを承知であえて言えば、サッカーの見映えはけっして悪くなかった。それは攻撃のルートが3本揃っていたからだ。とくに鮮明だったのは、これまで見えにくかった右のルートだ。伊東の貴重さを再確認した試合と言ってもいい。

 通常、このポジションでスタメンを飾るのは堂安だ。伊東は久保とともにそれを追う存在だが、ゲンクでチャンピオンズリーグ(CL)出場を果たしている伊東が、CL出場を逃したPSVでまだレギュラーに定着できずにいる堂安を差し置いてスタメン出場するのは、当然の選択と言うべきだろう。

 堂安と伊東。プレーの傾向で異なるのはその進んでいく方向だ。堂安は真ん中へ、格闘技で言うところの半身の態勢で、切れ込んでいく。10回プレーの機会があれば8回以上、そのパターンになる。縦へ推進していくことが得意ではないと言うべきだろう。よって、日本の攻撃もそこから先は狭くなる。右サイドの深い位置(ゴールライン際)まで突いていきにくくなる。攻撃に深みを出しにくいサッカーだった。

 攻めていく力がなかったのか、意図的に守ったのかは定かでないが、モンゴルはゴール前を固めた。

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