三大駅伝で優勝を狙う東洋大。酒井監督の「強制なし」マネジメント術

5区の田中龍誠(当時2年)も調子がよく、安心して見られる状態でしたから、4区、5区で青学大のリズムを崩せたかなと思います。

 しかし、うちは7区で苦戦しました。実は7区の小笹椋(当時4年)が走行中に、両足にマメができてしまったんです。序盤は順調だったのですが、中盤地点からマメができはじめて、その影響で終盤はフォームが崩れてしまっていました。これが大きく影響しましたね」

――多くの収穫・課題があった中で、次回の箱根駅伝で勝つためのポイントを、今の段階でどのように分析されていますか?

「ここ2年は往路で優勝しているので、『(東洋大は)主力選手を往路に投入してくる』と、他大学は予想してくるでしょう。次回大会では、ライバルの2大学はもちろんですけど、山登りの5区に強い選手がいる国学院大学、あとは法政大学もかなり勢いがあります。両校とも『往路優勝を取ろう』と考えていると思いますが、うちが総合優勝するためには往路を制することはマストだと感じています」
――ただ、チームの主力だった山本選手が卒業するなど、3年連続で往路を勝つためのチーム力の底上げが大きな課題だったのではないでしょうか?

「そこは確かに課題でしたが、5月の関東インカレを境に一気に選手層に厚みが出てきましたね。というのも、関東インカレ前に箱根を走ったメンバーの故障が相次いだこともあり、2年生の宮下隼人、蝦夷森(えぞもり)章太を初めて起用したんです。

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