三大駅伝で優勝を狙う東洋大。酒井監督の「強制なし」マネジメント術

そこで昨年からは、主に無糖のドリンクで麦茶を導入しています。水を飲む機会が少なくて脱水症状を起こす選手がけっこう多いんですよ。ですが、麦茶ならミネラルも補給できるし、副交感神経にもいいので血流がよくなると言われています。

 あとは単純に、麦茶を飲むとホッとするじゃないですか(笑)。体調管理をするための”コンディショニング飲料”という位置づけで、選手たちに推奨しているというのもありますね」

――10月から駅伝シーズンに突入しますが、ライバルである青学大と東海大のチームとしての印象はいかがですか?

「青学大は今年、久しぶりに(箱根駅伝で)優勝できなかったところから始まったシーズンなので、全力で箱根を取りにきている感じが伝わってきます。前半のトラックのシーズンは選手を出さず、大人しい印象でしたから。それほど駅伝シーズンにかけているんだと思います。

 東海大は4年生のパフォーマンスが非常に高い。ユニバーシアードで館澤亨次くん(4年)と阪口竜平くん(4年)の走りを見ましたが、あらためて能力が本当に高いなと感じました。ケガなくベストメンバーが揃い、最高のコンディションで臨んできたら、どの大会でも頭ひとつ抜けるかなと思います。

 あとは帝京大学や法政大、国学院大もかなり勢いがありますし、駒沢大学にもいいルーキーが加わったので、だいぶ混戦になるのではないでしょうか」

――最後に、三大駅伝に向けて、東洋大の意気込みをお聞かせください。

「それぞれの大会で優勝を狙っていきたいです。明確に『三冠』という表現ではなく、その時のチーム状態を見て、選手を組み替えながら、その中で上を目指していこうという考えですね。でもやるからには、どの大会でも頂点を狙えるような戦術で臨みたいと思っています」

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