菊花賞1番人気に押し出されたヴェロックス。不安は距離よりむしろ…



 今や、この馬が牡馬クラシック三冠の、最後の一冠の大本命であることは、およそ衆目の一致するところだろう。


菊花賞に臨むヴェロックスは戴冠を遂げられるか

 そもそもヴェロックスは、昨夏のデビュー戦(小倉・芝1800m)で2着馬に8馬身差をつける、ド派手なパフォーマンスを披露。その時点で「ダービー候補」と言われた逸材だ。

 その後、2歳時には成績的に伸び悩んだ時期もあったが、3歳になると覚醒し、若駒S(1月19日/京都・芝2000m)、若葉S(3月16日/阪神・芝2000m)と、クラシックと関わりが深いリステッド競走のオープン特別を連勝した。

 そして前述のとおり、クラシック本番でも皐月賞2着、ダービー3着と奮闘。秋初戦の神戸新聞杯でも2着と力を示した。仮に、サートゥルナーリア、ダノンキングリーら能力上位の馬が出走していたとしても、それらの一角崩しの可能性を秘めた1頭として、有力視されていたに違いない。

 事実、皐月賞ではダノンキングリーに、ダービーではサートゥルナーリアに先着している。
 こうした実績と能力を考えれば、ヴェロックスは今年の菊花賞馬となる資格は十分にある。

 問題があるとすれば、やはり距離か。

 菊花賞の3000mという距離は、どの馬にとっても未知数。

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