屈辱を糧に。中山雄太はセレソンを奈落の底に突き落とした

屈辱を糧に。中山雄太はセレソンを奈落の底に突き落とした

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アレナ・ペルナンブーコの観客をどよめかせた渾身のミドルシュートが、”セレソンの卵”たちを奈落の底に突き落とした――。

 ブラジルのレシフェで行なわれたU−22日本代表対U−22ブラジル代表戦。2−1と日本が逆転して迎えた68分、右サイドで田中碧(川崎フロンターレ)のパスを受けた中山雄太(ズヴォレ)が「打つと決めていた」と、迷うことなくスムーズにシュートへと持ち込むと、左足に弾かれたボールは横っ飛びした相手GKの両手の先を過ぎ、ゴール右隅に突き刺さった。


U−22ブラジル代表戦で攻守にわたって活躍した中山雄太

 右手でガッツポーズを繰り返しながら、ベンチ前の仲間たちのもとに駆け寄ると、殊勲のキャプテンを中心に歓喜の輪が広がった。一方、ピッチの上では、前半まで遊び心あふれるプレーを披露していたサッカー王国のエリートたちが、なかば放心状態で自陣のゴールを見つめていた。

 中山にとって、今回のブラジル遠征は、ふたつの点で大きな意味があった。

 ひとつは、所属クラブで出場機会を掴めていないにもかかわらず、代表に招集されたという点である。

「本来なら、あまりないケースですよね」と中山がつぶやく。

 今年1月にオランダのズヴォレに加入して2シーズン目。

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