止まらないトリニータ旋風。「片野坂流」は愚直でブレない

止まらないトリニータ旋風。「片野坂流」は愚直でブレない

止まらないトリニータ旋風。「片野坂流」は愚直でブレないの画像

あまりにも劇的な結末に、記者席で思わず手を叩いてしまった。観客席に座っていたら、スタンディングオベーションをしていたに違いない。それほどまでに見事な、大分トリニータの”サヨナラゴール”だった。

後藤優介の劇的な決勝ゴールで勝利した大分トリニータ

 金曜の夜に埼玉スタジアムで行なわれた一戦。0−0で迎えた終了間際、浦和レッズはホームの声援の後押しを受け、なりふり構わず最後の猛攻を仕掛けていた。ファブリシオがカウンターで抜け出し、エベルトンが強烈な一撃を見舞う。GKの高木駿を中心に何とか耐えしのいでいた大分の守備は、いつ決壊してもおかしくはなかった。
 ところが後半アディショナルタイム、大分は一瞬の隙を逃さなかった。
 相手のシュートを身体を張って食い止めると、すぐさま切り替えてカウンターを発動する。最初の縦パスは相手に止められたものの、こぼれ球を拾って再び縦に供給。ボールが左サイドを駆け上がった田中達也に到達すると、さらにその大外からCBの三竿雄斗が一気に飛び出していく。
 虚を突かれた浦和の選手たちが必死に自陣に戻るも、大分の走力がそれを凌駕する。田中のパスを受けた三竿の放った絶妙なクロスがファーサイドに到達し、長い距離を走り込んだ後藤優介が鮮やかなヘディングシュートを叩き込んだのだ。
 まさに、電光石火の一撃である。

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