茨城にまたプロ注目の逸材右腕。広島ドラフト3位の鈴木寛人に続くか



 常総学院にとっては、4季連続となる最終回での逆転負けになる。試合後、佐々木力監督の言葉には、やはり力がなかった。

「継投を考える場面もありましたが、(2番手の)菊地の調子があまり上がっていませんでした。ブルペンでのピッチングを見たのですが、ちょっと厳しいなと」

 一條と菊地の二枚看板が新チームの目玉だった。菊地は182センチ、89キロの厚みのある体から最速150キロを計測する剛腕。勢いのある投球スタイルで、1年夏から公式戦マウンドを経験していた。

 一方、一條は188センチ、75キロの長身痩躯の右腕。最高球速は143キロと菊地に及ばず、まだ体に力がないことは明らか。だが、この投手のしなやかな投球を見れば、ひと目で逸材ということは伝わるだろう。佐々木監督も「まだ線は細いですが、冬の間に成長できれば」と期待を込める。
 一條は試合後、涙を見せることなく取材に応じた。

「自分で『いける』と判断してマウンドに行きましたが、無意識のうちに右足をかばっていたのかもしれません。ボールが走っていない感じがありました。(ホームランを打たれた球は)外角低めに狙った直球が浮いて、逆球になったところを持っていかれました」

 立ち上がりは健大高崎の強打線につかまった。

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