レッドブル・ホンダ、苦戦必至。高地メキシコで唯一希望は新型ターボだ

とくに昨年は、タイヤにグレイニングというささくれ症状が発生したため、これをうまく使ったレッドブルが優位に立った。

 しかし今年は、タイヤマネジメントにも光るところがない。
「僕らはストレートでタイムを稼いでいるのではなく、コーナーでプッシュして稼がなければならない。だからタイヤを酷使することになるし、タイヤマネジメントの点ではアドバンテージにはならないんだ」(フェルスタッペン)

「メルセデスAMGは最後までペースが落ちないし、フェラーリも以前は落ちていたのが、最近はかなりタイヤに優しくなってきて落ちなくなった。そんななかでレッドブルは落ちが大きいので、ちょっとつらいですよね……」(田辺テクニカルディレクター)

 そこにパワーの差もある。フェルスタッペンはこう言う。

「メルセデスAMGやルノーと比べれば十分に強力と言えるし、その差はそれほど大きくない。メルセデスAMGは僕らよりダウンフォース量が多いけど、僕らがかなり追いついてきているのも事実だし、それ自体は大きな達成と言ってもいいと思う。

 しかし、フェラーリはパワー面で大きくゲインしてきたので、マシンで0.5秒速かったとしても、彼らを予選で打ち負かすのは無理だ。それはフェラーリと比べてマシン性能で勝っているはずのメルセデスAMGが、予選で打ち負かせないのを見れば明らかだろう」

 パワーでも車体でも負けているレッドブル・ホンダにとって、勝機を見出すのはかなり難しいのが現状だ。

 スペック3のターボが標高2200メートルの高地で、どのような効果を発揮するか。それがライバルメーカーと比べてどのくらいの優位をもたらすか。そこに大きな期待がかかる。

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