大坂なおみはさらに加速して疾走。勢いそのままにWTAファイナルズへ


 かくして、種々の運命的な符号に彩られた連勝街道を走る大坂が、いよいよ迎える今季最後の戦いが、10月27日に中国・深センで開幕するWTAファイナルズだ。1年の掉尾を飾るこの大会は、年間レース上位8選手のみが参戦を許される、まさに頂上決戦の舞台。
 前述したバーティにアンドレースク、ウインブルドン優勝者のシモナ・ハレプ(ルーマニア)や、今季大坂が3度戦っていずれも敗れたベリンダ・ベンチッチ(スイス)らも顔を揃える。なお、大坂にとってWTAファイナルズ参戦は、昨年に続きこれが2度目。バーティやアンドレースク、それに大坂と同期のベンチッチは初出場で、参戦8選手すべてが20代というフレッシュな顔ぶれでもある。
 世代交代と新女王誕生の予兆が見られては、そのたびに再び地殻変動が起こるという混沌の時代が長く続いた女子テニス界。だが、いよいよ本格的な新時代が到来し、新たな女王やライバル関係確立の機運が高まっている。今回のWTAファイナルズは総額1400万ドル(約15億2000万円)という破格の賞金もあいまって、かつてないほどの期待と熱のこもった目が向けられる最終決戦となった。
 そして、それら熱視線の中心にいるのが、10連勝の勢いそのままに深センに駆け込む大坂なおみであるのは間違いない。

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