渋野日向子は「吸い取られ」気分。「もう一つの戦い」へチャージの予感

17番は練習してきたアプローチだったんですが……。笑いながらラウンドできる内容ではありませんでした」

 ラウンド後、そう言って肩を落とす渋野。最終的に通算14アンダーとし、2位の稲見萌寧に3打差をつけて首位に立った同伴競技者のテレサ・ルーに対しては、半分呆れ気味にこう語った。

「バーディーが当たり前すぎるって感じの内容で、ベタピンばっかりですもんねぇ〜。長いパットも入るし、『(私の分まで)吸い取られているな〜』と思いました」
 だが、渋野のシーズン最大のライバルは、テレサ・ルーではない。優勝は遠のいたとしても、落胆している場合ではない。目標とする賞金女王の座を争う、申ジエとの戦いがある。

「私的には(最終的に)ふた桁アンダーまで持っていきたいと思っています。そうなった時、結果(2人の差)がどうなるか……」

 最終日、3日目を終えて通算8アンダー、4位タイの申ジエと、通算6アンダー、9位タイの渋野との戦いも見ものとなる。

「64」のビッグスコアを叩き出し、渋野に引導を渡すことになったテレサ・ルーは、渋野とのラウンドについてこう振り返った。

「(渋野のゴルフは)近くで見ていて楽しい。サバサバしているプレースタイルがすごくいい。私も勉強になります」

 最終日、そのサバサバとしたプレーで、渋野はどこまで這い上がっていけるか。吸い取られたエネルギーを回復させることはできるのか。順番的には、渋野の”チャージの日”が来るような気がする。

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