混戦のJ1優勝争い。上位陣それぞれの不安材料と理想のシナリオは?

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福田正博 フットボール原論
■シーズン終盤で、優勝争いが激しさを増しているJ1。ここから抜け出してリーグ制覇を達成するのはどのクラブなのか。元日本代表の福田正博氏が上位クラブそれぞれの展望を考察した。
 今シーズンのJリーグも残すところ、あと5節。今年もまた、優勝争いは最終節まで激しいものになりそうだ。
 第29節を終えた時点で、首位の鹿島アントラーズと2位のFC東京が勝点56で並び、1差で追う3位に横浜F・マリノスがつけている。勝点50の4位にサンフレッチェ広島、勝点49のセレッソ大阪が5位、3連覇を狙う川崎フロンターレは勝点48で6位という状況だ。

現在J1首位の鹿島。リーグ制覇するクラブはどこになるのか

 ルヴァンカップで優勝した川崎フロンターレは、3連覇が苦しくなってきた。ガンバ大阪と対戦した第28節は先制されながらも、後半に大島僚太の同点弾、レアンドロ・ダミアンの逆転弾でリードを奪ったものの、G大阪の粘りの前に勝ちきれずに2−2の引き分けに終わった。
 この展開こそが、今シーズンの川崎を象徴していたと言ってもいいだろう。G大阪戦を含めた引き分けは12試合。これはJ1でもっとも多い(第29節終了時)。今季はリードを守りきれず、内容は勝点3に限りなく近いものの、実際には勝点1しか手にできなかった試合は数多く、そうして取りこぼした勝点によって、3連覇への視界はかなり悪い。

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