南ア監督の作戦がズバリ。日本でプレーしたポラードが成長を見せた

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最後まで互いのプライドがぶつかりあった激闘の趨勢(すうせい)を決めたのは、フィジカル強国が誇るFWの推進力と、常に冷静さを保った司令塔の右足だった――。

 10月27日、神奈川・横浜国際総合競技場にてラグビーワールドカップ準決勝の2試合目が行なわれた。舞台に駒を進めたのは、過去2度優勝の「スプリングボクス」南アフリカ代表と、初の決勝進出を目指す「レッドドラゴンズ」ウェールズ代表。過去の対戦成績は南アフリカ代表が28勝6敗1分と大きく勝ち越しているものの、この4年間は欧州王者ウェールズ代表が4連勝中と勢いに乗っている。


この試合の最優秀選手賞に選ばれたSOハンドレ・ポラード

 両チームとも強固なディフェンスがウリで、南アフリカ代表はSO(スタンドオフ)ハンドレ・ポラード、ウェールズ代表はSOダン・ビガーという優秀なキッカーを擁している。「ともに似たようなプレースタイル」(ポラード)なだけに、戦前から接戦が予想された。

 序盤はやはり、両チームともキックを軸に展開。互いがPG(ペナルティゴール)を決めて得点を積み重ねていく。前半はそんなヒリヒリとした状況が続き、南アフリカ代表が9−6で折り返した。

 だが、後半早々にウェールズ代表が9−9の同点に追いついた後、試合は大きく動く。

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