東海大が全日本大学駅伝奪取へ視界良好。現状での最強メンバーはこれだ

鬼塚と阪口については、走れない状態ではないと思うが、おそらく両角監督は彼らの起用を見送るのではないか。出雲駅伝と同じようなミスはできないし、なにより箱根駅伝に向けて万全を期すためだ。
 たしかに今回、主力が走れないのは相当痛い。他大学は、東海大を要警戒から注意程度にとどめるかもしれない。だが、今の東海大は黄金世代と呼ばれる4年生の主力に頼りすぎず、塩澤、名取、市村など、それぞれが違う役割を果たせる力をつけた選手が出てきた。個性が異なるヒーローが集結する、まるで”アベンジャーズ”のような強力なチームになりつつあるのだ。それが、今の東海大の強みでもある。
 このメンバーで全日本大学駅伝を制する。あるいは最後まで優勝争いができれば、箱根への期待は大きく膨らむ。経験を積んだ2、3年の選手たちに、館澤、阪口、鬼塚、關らの主力が戻ってくれば、箱根では隙のない強力なオーダーを組むことが可能になるからだ。
 全日本大学駅伝は、個々がミスなく走ることができれば、自ずと結果はついてくるだろう。だが、逆にひとつでもミスが出ると優勝は厳しくなる。そのくらい、上位の有力校の力は拮抗している。
 そのなかで優勝すれば、目標だった「学生駅伝3冠」はすでに叶わなくなったが、箱根駅伝との2冠が見えてくる。そのためにも、全日本大学駅伝を失うわけにはいかない。

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