鳥谷敬が語った夢までの道程「高校卒業まで自宅で自主練はしなかった」

人前に立ってパフォーマンスをすることが得意ではないことに気がついて、プロ野球選手になることを諦めたんです」

 しかしクロマツは、新たに志した「漫画家になる」という夢にまい進する。宝塚造形芸術大学(現・宝塚大学)の絵画学科油絵専攻に進学し、2005年に第52回ヤングマガジンちばてつや賞を受賞。自らの競技経験を生かし、あらゆる角度から野球の魅力を伝える作品を世に送り出してきた。

「鳥谷選手が先ほど言ったように、『向いていない』という気づきがあったから、自分を見つめ直して『家で書き溜めたものを出す漫画家は、性に合っているかもしれない』と新たな一歩を踏み出すことができた。そのあとも苦しいことはたくさんありましたけど、夢を叶えて自分の作品が書店に並んだ時はうれしかったですよ。こうして、鳥谷選手と一緒にイベントに出ることもできましたし(笑)。

 プロになって思うのは、ひとつ得意なことを伸ばすことも夢を実現させるひとつの手だということ。漫画家の仕事を大きく分けると、『ストーリー作り』と『絵を描く』のふたつですが、意外と両立できている人は少ないんです。それでも、どちらかに秀でていれば『原作・作画』という形で作品を作ることができますからね。苦手なことがある子もいると思うんですけど、自分を追い込みすぎずに頑張っていればチャンスは巡ってくると思います」


自身の今後についても語った鳥谷

 トークショーの途中では、「絵が大の苦手」という鳥谷から「どうしたらうまく描くことができますか?」という質問も。

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