鳥谷敬が語った夢までの道程「高校卒業まで自宅で自主練はしなかった」

それにクロマツが「野球の素振りと一緒ですよ(笑)」と答えると、会場は笑いに包まれた。

 終始、和やかな雰囲気で進んだやりとりの最後に、来季の去就が注目される鳥谷が今後について語った。

「プロ野球では、ドラフトにかかった瞬間に『夢を叶えた』と満足してしまう選手もいます。でも、そこで新しい夢を見つけないと落ちていってしまう。僕の場合は『メジャーリーガーになること』で、叶えることはできませんでしたが、さまざまな記録を含めた新しい目標を立ててプレーを続けてきました。それは選手生活を終えた後も変わらないことだと思います。

 今でも大事にしているのが、小学校の時にコーチにもらった『ピンチと思うな。チャンスと思え』という言葉です。今年で阪神を辞めることも、ピンチではなくチャンス。子供たちにも、苦しいことがあってもそれは自分が成長できるチャンスなんだと思って、いろんなことにチャレンジしてほしいです」

 夢を叶えた後も人生は続く。結果がすべてのプロの世界で、鳥谷とクロマツは新しい目標に向かって進む姿を見せ続けてくれるだろう。

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