レッドブル・ホンダ、3位でも嘆き。戦略でも純粋な速さでも完敗だった

しかし後方のフェルスタッペンはしっかりと抑え切って、メルセデスAMGはワンツーフィニッシュで締めくくった。

 つまり、レッドブル・ホンダは同じ2ストップ作戦のメルセデスAMGに敗れ、1ストップ作戦のメルセデスAMGにも負けた。これは戦略ではなく、純粋な速さでの敗北だ。

「バックストレートで黄旗が出ていたせいでDRS(※)が使えなかったからね。あれがなければ(ハミルトンを抜いて)2位になれたと思う」

※DRS=Drag Reduction Systemの略。追い抜きをしやすくなるドラッグ削減システム/ダウンフォース抑制システム。

 フェルスタッペンはそう語ったが、メルセデスAMGはそれも織り込んだうえで最後の数周を戦っていた。ターン12で追い抜きが禁止されているのであれば、そこでエネルギーを使う必要はなく、追い抜きの可能性がわずかに残るターン1やターン11に全エネルギーを集中すればいいからだ。ターン12で抜けそうに思えたのは、メルセデスAMGがあえてそうしていたからにすぎない。
 優勝したボッタスとの5.002秒という差も、ボッタスが最後まで本気でフルプッシュすればどうなっていたのかわからない。少なくとも、ハードタイヤに交換したあとのフェルスタッペンは、1周1秒近く速いペースで逃げていくボッタスに「彼は速い。

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