名言「チョー気持ちいい!」の直後、北島康介はボロボロと涙を流した

名言「チョー気持ちいい!」の直後、北島康介はボロボロと涙を流した

名言「チョー気持ちいい!」の直後、北島康介はボロボロと涙を流したの画像

PLAYBACK! オリンピック名勝負―――蘇る記憶 第14回

2020年7月の東京オリンピック開幕まであと8カ月。スポーツファンの興奮と感動を生み出す祭典が待ち遠しい。この連載では、テレビにかじりついて応援した、あのときの名シーン、名勝負を振り返ります。

◆ ◆ ◆

「チョー気持ちいい!」

 2004年アテネ五輪の100m平泳ぎで優勝した直後に、北島康介がテレビカメラの前で口にした言葉だ。そこまでの苦しく辛い戦いがあったからこそ、あの明るさを持った言葉が、口を突いて飛び出したのだった。そこには、彼の解放された気持ちが素直に表われていた。だからこそ、そのあとのミックスゾーンでの取材で、北島は涙をボロボロと流したのだ。


アテネ五輪100m平泳ぎ決勝で優勝した北島康介

 北島は、高校3年の00年シドニー大会で五輪初出場を果たし、100mで4位に入った。その後、平井伯昌コーチの「次は金メダルを狙う」という言葉と共に、04年アテネ五輪へ向けて順調な道を歩み始めた。翌01年の世界選手権福岡大会では、水中で大きく伸びる泳ぎで200mの銅メダルを獲得している。

「泳ぎを洗練させて、次は世界記録を」という目標を持った02年は、8月のパンパシフィック選手権前にヒジを痛めるアクシデント。

1 2 3 4 5 6 次へ

関連記事(外部サイト)